真空圧空金型

シート成形とは

シート状に加工されたプラスチックをヒーター等で溶ける直前まで加熱し軟化したものを製品の形状をした金型のすきまから真空を用いてひくことによって金型にシートを密着させ製品の形に成形するしくみのことをいいます。

真空圧空金型の概略構造

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A:キャビティ
成形したい形状を加工した金型。(材質は主にアルミ)真空させるために形状部に真空孔と呼ばれる穴があいている。

B:プラグ
成形を補助するための金型。(主に樹脂材やアルミ)成形したい形状そのものではなく、オフセットさせた形状を簡略化した形状。
※4辺を枠板で囲うボックスになっており、ベース成形機械に応じた真空エアー穴と圧空エアー穴用の逃がしが設けてある。

nullA:キャビティ
nullB:プラグ

真空圧空成形の流れ

  1. 1. 成形するシートを上下からヒーターで加熱する。

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  2. 2. 加熱したシートを金型に移動する。
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  3. 3. 金型を閉じる。
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  4. 4. キャビ側の金型を真空状態にし、シートをキャビに密着させる。(真空)
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  5. 5. プラグ側の金型より圧空をかけてキャビ側にシートを押し出す。(圧空)
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  6. 6. 離形エアーをキャビ側から排出させ成形させたシートを離形させる。(離形のタイミングによっても成形度合いの調整をする。)
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  7. 7. パンチャーへ移動。
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  8. 8. 製品を抜き落とす。

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